「株で儲かった」「金利が低いから投資して資産運用しよう」「日経平均株価が前日比で300円の値上がりでした」サイトやニュースでよく言われています。
株を安く買って、値上がりしたら売ると儲かることはなんとなくわかってる。
じゃぁ、”株”はなんなのかを説明してください。と言われてすぐに応えられるでしょうか?
株とは
一般的に株式会社が資金を集めるために発行する証明書のことを言います。

- 株券を買ってもらって得た「お金」は自由に使える
- 「お金」は返済することも、利息もない
会社を経営していくには「お金」が必要です。そのお金を全部銀行から借金していたら、返済が大変ですよね?利息を払い続けなければいけない。
返さなくてもいいお金をえる手段が”株”を売ることなんです。
お金が必要な会社にとってはとても魅力的な手段です。
株を売れば売っただけ、お金は集まります。でも、株にはお金を出した証明書以外の役割もあります。株券を持っている割合によって、会社の経営に口出しできるのです。
発行株式 合計 2,000円
社長 1,000円
友達Aさん 600円
友達Bさん 400円
会社の経営方針などへの発言権は以下のようになる
社長 50%
友達Aさん 30%
友達Bさん 20%
株券を持っている割合と同じだけ、会社経営に口出しできる権利を持つことができる。
株をたくさん持っている人が会社の方針や重要なことを決める権利を持っている。
ニュースでよく聞く「物言う株主」はまさにお金を出した分だけ、口出しする株主のこと。株券を持つ比率も高いので、口出しだけでなく、実際に決定してしまうケースもある。
とはいえ、株を購入している人で会社の経営に口出しするぞ!と思っている人はほとんどいません。
なぜ株を買うのか?
- 配当金がもらえる
- 値上りして売れば差額が利益になる
- 株主優待がもらえる
会社が儲かった利益を株主に還元します。これが配当金。もちろん株をたくさん持っている人の方がたくさんもらえる。1株あたりで金額が決まっている。
トヨタ自動車の配当金
2017年3月 110円/株
2017年9月 100円/株
2018年3月 120円/株
ソフトバンクグループ配当金
2017年3月 22円/株
2017年9月 22円/株
2018年3月 22円/株
配当金を出さない企業、出せない企業もあるので、株を買うときには、過去の配当金の履歴の確認はした方がよい。
思ったより少ないなぁと思う方もいるかもしれないが、株は100株とか1000株単位で保有するので、上記の金額に掛ける100とか1000になる。
企業の株を売買して利益を得ること、買った時よりも値段があがった時に売ることでその差額が利益になる。
例えば、10,000円の株を購入し、半年後にその株が11,000円になっていたので、売却したら、1,000円が利益となる。
購入金額−売却金額=利益
10,000円-11,000円=1,000円
株を持っている
↓
会社を応援してくれている
↓
会社のファン
↓
お店・商品のファン
↓
サービスしよう
↓
株主優待(無料券や割引券)
たとえば、ガストなどのファミレスを展開する「すかいらーくグループ」は飲食代割引カードを配布している*2019年4月2日現在
100株以上で3,000円相当
300株以上で11,000円相当
500株以上で18,000円相当

株は儲かるのか?
答えは、やってみないとわからない!です。
景気が良いときに下がっている株もあれば、景気が悪いときに上がっている株もある。どの会社の株を買うのか?によって違います。
ただ一つ言えることは、サラリーマンでデイトレードはできないと思った方が良いです。基本は貯金の代わりに一部を長期保有するつもりで投資信託から始めるのがよいです。